政府が今年の11月11日に都内で「テレワーク・デイズ2019報告会」というものを開催したのはご存じでしょうか。
これは、今年の7月22日から9月6日まで実施された全国のキャンペーンに関する報告会です。

来年のオリンピック開催時には観客の移動などで交通の混雑が予想されることから政府が活動をすすめており、今年のキャンペーンには約68万人、2887団体が参加したと発表されています。これは昨年に実施された同様のキャンペーンの2倍の数字だそうです。

どんな成果があったの?

テレワーク・デイズ2018年と2019年それぞれの1週目を比較した場合、23区内の通勤者数は約124万人減少しており、交通混雑の解消にテレワークが有効であると実証できています。

また、アンケート企業の6割以上の企業が生産性の向上や、社員の生活環境の改善があったと回答していることも、人材の確保に悩む企業としては注目するべき点と言えるでしょう。

一方、問題は?

弊社でも悩ましい部分ではあるのですが、社員の勤務状況の管理が難しいという点や、雇用形態の違う派遣社員や契約社員については一緒にテレワークをすることができないといった声が寄せられたそうです。

労務管理以外にも、テレワーク環境を整備・充実させるための環境整備等も問題にあがり、例えば自宅で行おうと思っても、ネット回線の速度が業務を問題なく実施するには不十分といったケースや、オフィス外で業務する際のセキュリティリスクをどう軽減するのかといった点が課題として挙げられています。

私の場合、業務をする場所の確保という項であげられた「子供が小さいため在宅勤務での仕事に集中できない」といったところは、とても共感ができるものです。
(自宅でPCをつかったりしていると、よじ登ってきて真似をして一緒にキーボードをたたいたりするので、進まないのです……)

テレワークは進めるべきか

私自身は進めるべきと感じています。
私も、業務に集中できない環境という問題を抱えてはいますが、ある程度の年齢まで育ってくれれば解決する問題でもありますし、そういう時期だとあきらめて、成果のみで判断する仕組みと並行して使えればいいと考えています。

オリンピックの前年である今年、日本ではラグビーワールドカップが開催されました。
試合会場には東京スタジアム(味の素スタジアム)も含まれておりましたので、観客の方たちのラッシュを実際に経験することもできました。
ラグビーワールドカップでは日本のチームの試合が土日に設定されていたので、まだマシと言える状態ではありましたが、弊社の最寄り駅の笹塚は東京スタジアムへも、また、パブリックビューイングのあった調布へも行ける京王線ということで、普段見ない混雑はありました。

オリンピックではこれよりもさらに混雑が予想されると思います。

まず、目前の「移動がしづらい状況が発生する」という企業のリスクへの対応と共に、その先の人材の確保という点においても、まだテレワークを導入していない企業は検討してみることをお勧めいたします。

弊社では、テレワークに便利でセキュアなサービスを提供しております。
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